2025年5月13日火曜日

【ナラティブセラピー】ナラティブセラピーが向かない人

以下は、物語療法(ナラティブセラピー)を勧めるべきかどうか判断するための見極めポイントリストです。

セラピスト・支援者・カウンセラー・ファシリテーターが対象者の状態を見ながら適応可能性を判断する際に使えるよう、5つの視点に整理しています。


🧭物語療法 適応の見極めポイントリスト

評価視点 見極めの問い YESなら… NOなら…
言語表現の能力 この人は、自分の体験や考えを言葉で表現する力があるか? 話す・書くなど言語化できている アート・身体・沈黙など非言語的表現の方が自然
内省の成熟度 「なぜそう感じたか」「自分にとって意味があるか」などの問いに、戸惑わず考えられるか? 自分の内側に注意を向ける力がある 「正解を教えてほしい」「考えるのは不安」と感じている
語りの柔軟性 自分の物語を「別の見方」や「他の可能性」として再構成することに、開かれているか? 話を“揺らされる”ことに耐性がある 自分の語りを「絶対的な真実」として握っている
心理的安全性 今の状態で「自分の体験を振り返ること」が、安心・安全にできる範囲か? 語ることが解放になる 語ると解離/フラッシュバックが起きるリスクが高い
自己定義の動機 「自分らしくありたい」「今のままでは何か違う」と感じているか? 自分の語りを変えたい・探したい意欲がある 今のままでいたい・変化への恐れが強い

✅ 総合評価の目安

YESの数 適応レベル 推奨対応
4〜5 高適応 ナラティブセラピーの中心アプローチが有効
2〜3 中程度 他の技法と併用しながら慎重に導入(例:IFS, CBT)
0〜1 低適応 安全性・内省力・語りの土台づくりが先行。非言語アプローチを優先

🧠補足:「適応を高めるための準備ステップ」

  1. 「語りたい」と思える体験の整理(リスト化や年表)

  2. 安心できる“聴き手”との関係性の構築

  3. 共感的な自己対話の練習(IFS・ジャーナリング)

  4. 身体感覚へのグラウンディングワーク


このリストは支援職・自己内省者問わず活用できます。
ご希望あれば、PDF化やZINE化も可能ですし、**この評価から導かれる“おすすめセラピー技法マッチング表”**もお作りできます。どうしますか?

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