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2024年7月4日木曜日

From your mom 母からの手紙

Dear daughter

I have been thinking of you lately a lot, my time is ending... 

I just wanted to tell you that you are the best thing happend to me and I was so grateful when I had you... you were the hope and we all were at the top of our happiness... in retrospect, even now, I can not think of any better moment than that when I had you.

Of course I was happy as a mom for the rest of your siblings... but if you were a nightmare I would not have thought that I would have another, you know.

So thank you, for coming out to the world and to my place, I know my household was not the best of what a child can expect, but you were my best thing that happened. You made me such a proud mother... I was so proud of you when you were with me, and that made my life so fulfilling.

So I just don't want you to be so caught up in your childhood trauma. You entitled to enjoy your life as well as others. 

I know I picked a wrong guy as your father and he was a disaster to everyone... I noticed that when you were very little so I did my best to prevent him hurting my children... that was so tough. I barely managed... but you can give me a credit for making such a hard decision to get a divorce, when you have 3 infants... that needed a courage. 

I was only 28 and you were only 4 then, and I was only a young lady then. I expected my parents will help me out... actually it did not turn out that way.

I am so sorry I hit you when I was angry at you, you know I apologized at the spot but I understand that was not enough to convince you I am truly sorry. So here is the explanation, I was raized in a wealthy family and spoiled, I was given anything I wanted as a child and I did not learn to put up with impulse of emotion... I know you are so good at controlling yourself by looking at you as a child but I was not. I knew I did something horrible when I hit you by looking at you, you looked so shocked, I gave you a scar that does not heal by abandoning the trust from you...  you've trusted me 100% and I thrown that trust away... I am sorry.  You were the only one who gave me unconditional love and I know I did take advantage of your love and trust. I hurt you, I am sorry. 

Now I am in my death bed and this is only worry that I still have. You did nothing wrong, I did. Please live full of your life. I would do anything to save you from the past sad experience you had, but now I am weak and old, facing my own death. 

I love you, 

your mom

Dear Mom

I had read your letter, no, I read your mind, more precisely and that made me cry, so much. 

I forgive you. I don't want you to go thinking that I am sill holding on a grudge. 

When I needed you most, as a baby, you were there and we were so happy to look at each others eyes and we can look at each other forever...

I know how it felt. I can still feel it. I was very a happy baby, you were just my mom I did not need to share my mom with anybody. 

of course that did not last long since I had my brother and sister after me and I learnt to share you. I think I did my best, trying not to be selfishly wanting to occupy your attention just on me. 

So that became my second nature, that's how hard I tried. Now I don't need to do that but I still do it. so it is a natural consequence that I don't become a top. So I am no more your favorite trophy child, who can make you proud. 

Your daughter 

Dear daughter 

Oh, no! Is that made you worried? To be my trophy? 

It's the last thing you worry, to be my trophy. I only want you to be happy. 

Not less, not more.

your mom

Mom, 

Now it does not matter how you feel, it had became my second nature, and I am struggling get out of it. 

It came from our happy moment together so it is inevitable... you were such a proud young mother with a fat little baby girl of me... I was also so happy to be able to fulfill you, seeing you happy was my happiness. 

So eventually this must be my single battle, I guess... 

your daughter


私の愛する娘へ

最近あなたのことをよく考えています。

あなたは、私の人生で、希望であり、私たち全員が、あなたが生まれたとき、幸せの絶頂にいたわ...今振り返っても、あなたを授かった、あの時以上の幸せの瞬間はないと思う。

もちろん、私はあなたの他の兄弟の母親としても幸せだったわ...でも、もし最初の子供のあなたが悪夢だったら、私は、もう一人産む、なんて考えもしなかったでしょう。

私がつくった家庭は、子供が期待できるような最高のものではなかったけれど、あなたは私にとって最高の出来事だった。あなたのおかげで、私はとても誇らしい母親になれたわ...。あなたが私と一緒にいるとき、私はあなたをとても誇りに思ったし、それが私の人生をとても充実したものにしてくれた。

だから、子供時代のトラウマにとらわれてほしくないの。あなたには自分の人生を楽しむ権利がある。

私はあなたの父親として間違った人を選んでしまったわ。彼は誰にとっても災難だったわ.....。

だから、私は、彼が子供たちを傷つけないように最善を尽くした。かろうじてなんとかなったけど......でも、乳飲み子が3人もいるのに、離婚という難しい決断をしたことは、褒めてもらってもいいと思うわ......とっても、勇気が必要だった。

私はまだ28歳で、あなたはまだ4歳。私の両親が助けてくれると思っていたけど...実際はそうはならなかった。

あなたを殴ってしまってごめんなさい。その場でも謝ったけど、それだけでは本当に悪かったと納得してもらえなかったことは理解している。ママは裕福な家庭で甘やかされて育ち、子供の頃は欲しいものは何でも与えられた。子供のあなたをみて、子供だって自分ををコントロールすることができて、あなたの場合はそれがとても上手だと分かったけれど、私はそうじゃなかった。学ばなかったの。子供のころに。あなたを殴ったとき、あなたはとてもショックを受けているように見えたから、私はひどいことをしたとわかったわ。

あなたからの信頼を捨てたことで、ママはあなたに癒えない傷を与えてしまった...あなたはママを100%信頼してくれていたのに、ママはその信頼をドブに捨ててしまった...。ごめんなさい。 無条件の愛をくれたのはあなただけだったのに、ママはあなたの愛と信頼を利用してしまった。あなたを傷つけてしまった。

今、私は死の床にいる。あなたは何も悪くありません。どうかあなたの人生を全うしてください。あなたが過去に経験した悲しい出来事から救うためなら、ママは何でもします。

愛してるわ、 

あなたのお母さんより

親愛なるお母さんへ

あなたの手紙を読みました、いえ、正確にはあなたの心を読みました。

あなたを許します。私がまだ恨んでいると思ってほしくない。

私がママを一番、必要としていたとき、赤ちゃんのとき、ママはそこにいてくれて、私たちはお互いの目を見つめ合うことができて、とても幸せだった。

その気持ちをまだ覚えているわ。今でもその気持ちを感じることができる。私はとても幸せな赤ちゃんで、あなたは私のお母さんだった。

もちろん、それは長くは続かなかったけれど。すぐに弟と妹が生まれたから。

あなたの関心を私だけに集中させたいというわがままにならないように、私はベストを尽くしたと思う。

それが私の第二の天性になった。だから、私が勝ち組にならないのは当然の結果なの。だから、私はもう、あなたの自慢のトロフィー・チャイルドではないのです。

あなたの娘 

親愛なる娘へ 

そんな!それが心配なの?私のトロフィーになることが?

私の戦利品になることは、あなたが心配する最後のことです。私はあなたに幸せになってほしいだけなの。

それ以下でも、それ以上でもない。

ママより

ママへ、 

今、あなたがどう感じようと実は、もはや関係ないのよ…。残念ながら。

それが私の第二の天性になってしまっていて、そこから抜け出そうと必死なの。

私の幸福を譲る…その姿勢が強固なのは、私たちが一緒にいる幸せな瞬間から生まれたものだから、仕方がないの...。

ママは、太った小さな女の子の赤ちゃんを持つ、とても誇らしい若い母親だった...。赤ちゃんの私は、ママを満たすことができ、ママの幸せな姿を見ることが、私の幸せでした。

そこから来ているの。

だから、結局、これが私の個人的な戦いになるんだろうね...。

あなたの娘


2022年10月30日日曜日

蝶を捉えた青年と蝶が止まった青年の愛の話

ある晴れた春の気持ちの良い陽気の日、森の中の開けた野原で、二人の青年がのんびり休んでいると、ひらひらと美しい蝶が舞ってきました。

一人目の青年は、「きれいな蝶だな!持って帰ろう!」と思い、さっそく追いかけます。

追われた蝶は、あちらへひらり、こちらへひらり。青年は何とか、蝶を捕まえました。でも、蝶のほうも逃げ疲れて、弱ってしまったためでした。青年が蝶を手に入れたのち、しばらくして、蝶は死んでしまいました。たとえ生きて家に連れ帰ったとしても、餌に何を与えたらいいのか、青年は分からなかったので、蝶は死ぬことになったでしょう…

二人目の青年のところには、ひらひらと蝶が舞ってきました。青年は、息を殺し、じっとしています。興味を持った蝶が、近づいてきたので、青年が腕を出すと、止まりました。青年は、しばらく蝶を眺めていました。「本当にきれいな模様だなぁ…」見ている間に、蝶はひらひらと舞いながら、去って行きました。その間、数秒、数分もなかったことでしょう。

さて、その後、二人の青年のうち最初の一人は恋人を見つけ、結婚しました。

一人目の青年は、妻になった美しい女性に、ほかの男性を見てもいけない、しゃべってもいけないと言い、もし、自分が嫉妬をすることが無くなれば、それは愛がなくなった時だ、と伝えました。

妻となった女性は、夫を愛していましたが、夫の嫉妬に脅えて暮らすことになり、なぜ自分は愛されているのに苦しむのだろうか?と長年、疑念を抱くことになりました。

もう一人の青年は、僧になり、多くの人を慈悲のこころで助ける人になったそうです。

おしまい。

■ 恋愛と執着

さて、青年たちは、どちらが蝶を愛していたのでしょう?

というのがお話のテーマです。

世間の誤解に、永遠の愛、という幻想あり、それが人を苦しみに駆り立てる大誤解なのだよ、というお話です。いわゆる”愛”は、仏教では執着です。良いもの、人生を豊かにするもの、ではなく、人生を苦しみで染めるもの、です。

主眼:愛別離苦 愛していても、別れは来る。本当の愛とは、別れを受け入れるもの。

幼児決断:愛=所有したい
出来たスキーマ: 失いたくない
健全な大人の認知: 愛していても、恋人は別人格・別人生 
メンタルブロック: 愛しているなら、恋人に執着するのは当然だ
昇華:恋人は専有物ではない、恋人には恋人の人生を経験させる

業の結末(教訓): 永遠の別離(死)や愛憎の苦悩

■ 着想

こちらのYoutube動画から着想をえました。

https://www.youtube.com/watch?v=DpKENKhFOQo

2022年10月3日月曜日

愛情深いお妃と三人のお子の話

 昔、あるところに、それは、美しいお妃さまがおられたそうです。

お妃さまは、見目美しいだけでなく、愛情深く、玉のようなお子を3人授かりました。

お妃さまは、3人のお子を、それはそれは大事に育てられたのだそうです。(挿絵:幸福な様子 私の大事な赤ちゃん!と言っているお妃)

一人目のお子には学問を、二人目のお子には武道を、三人目のお子には芸術を、それぞれ一流の偉い先生たちを何人も揃え、立派に教育されたのだそうです。それぞれのお子は、一人は賢く、一人は強く、一人はとても愛らしく、育ちました。

幸福に暮らしていたある時、最初のお子が、巣立ちの時を迎えることになりました。

「母上、私は隣国へ参って大学に入り、勉学に励みたいと思います」

「何を言うのです?この母を置いて行こうというのですか?あなたをこんなにも愛しているこの母を…。この国にも立派な大学があるではないですか。あなたはそこへ行けばいいではないですか。」

「…。」

一人目の賢いお子は、自分が愛されていないことを悟り、とても悲しそうな眼つきをして、静かに去って行きました。隣国で大学に進むために。(挿絵2: 悲しい目をした王子と後姿の王子)

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You know love may sometimes make you cry 

So let the tears go, they will flow away 

For you know love will always let you fly 

How far a heart can fly away
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その後、お妃さまは、よりいっそう、二人目、三人目のお子を可愛がるようになり、欲しいものは何でも与え、目の中に入れても痛くない可愛がりようでした。

二人目のお子にも、巣立ちの時が来ました。しかし、巣立ちの時だというのに、そんなそぶりは一切みせません。二人目のお子は、体つきがいよいよ逞しくなり、すっかり立派な青年に成長しました。お妃も、ほれぼれと嬉しそうに目を細めて、喜ぶのでした。

この王子は、妃はとらないのだろうか?と多くの人が心配し始めたころ… お妃がいいました。

「王子、あなたはそろそろ結婚しなくてはなりませんね。あなたにふさわしい相手を私が探してあげましょう。」

ところがある日、立派な戦士に成長した二人目のお子は、急死してしまったのです。

…それはお釈迦様の深遠なご配慮から、そうなされたのです。二人目のお子は、お妃に愛は執着心とは異なることを教えるカルマによって生まれてきた魂だったのです。…

嘆き悲しむお妃の姿は、あまりにも哀れで、大勢の人の涙を誘い、盛大なお葬式があげられました。それは莫大な資金を投じて。

(挿絵:盛大すぎるお葬式の様子と大勢のお客)

「姫よ、私にはもう、あなたしか子がありません。あなたは、私の願いをかなえてくれますね?」

そう言われた3人目のお子である、美しく愛らしい姫君は、とても母親思いだったので、母親が自分の幸福より母親本人の幸福を優先することに、深く傷つきながらも

「もちろんよ、お母さま。私はどこにも行かないわ」

と答えました。

ところが、姫にはすでに愛する人がいたのです。それは隣国の美しい王子でした。

王子は言います。「姫よ、なぜ私の元に嫁いでくれないのですか?」

「私には母をおいて、あなたの国へ嫁ぐことなどできません…」

何年も、姫はこう言い続け、王子を愛し続け、そのために、しまいには、心が二つに割けてしまいました…。 (挿絵:狂った姫の様子… ”かわいそうなお母さん”と”愛しています、王子”を繰り返しつぶやき続ける、美しい娘)

憐れな姫を見て、お妃は言います。

「ああ、可哀そうな私の娘…。私の大事な赤ちゃん…。」

お妃は涙にくれ、狂った娘をどうしたものか…と、途方に暮れるのでした…。

「私の何が悪かったの…」どれだけ考えても考えても、美しく愛情深いお妃には、分かりません。お妃さまは、ただただ、三人のお子を心から愛しているつもりだったからです。

その愛が、本当はお妃さま本人に向けられた愛だということにも気が付けず…。

三人のお子を失った、美しいお妃は、苦しむわが子を見るに堪えず、神に問うため、とうとう荒野へ出たそうです。そして、崇高なる知恵によって、子を失った悲しみを嘆き続ける野の花に変えられたそうです。

このようにして、美しいお妃は、野の花となったため、先に転生した二人目のお子とは、永遠に出会うことは、もはや叶わなくなりました。

(挿絵:野原一杯の花の絵)

その後、ふとした虫の知らせで、野を訪れた一人目のお子は、美しい野の花(黄色の水仙)となった母を悟り、憐れな母が今世の学びを悟りえなかったことに無念の涙を流し、花を摘んで、母が寂しがらないようにと、家の中に花を絶やさないようにしたそうです。

3人目の姫は、やがて精神を回復し、隣国の王子と結ばれ、子供に母の名をつけたそうです。

お釈迦さまは、この様子を遠くから、悲しそうに見ていました。

美しいお妃さまが、今世の学びを学び取らなかったためです。

(挿絵:お釈迦様が見ている図)

お終い。 

■ 解説

この物語のテーマは、愛別離苦と子供を愛しすぎるあまりコントロールする母親です。お妃は、自分の愛が執着となっていることに気が付かず、そのために、子供たちの人生を破壊する破壊者となってしまいました(お妃のカルマ)。

現代でも多くの親子関係で見れられるテーマです。

親から子が巣立つ時、それは親にとっては大変困難な、手放しの時、です。

主眼:愛別離苦 愛していても、別れは来る。本当の愛とは、子離れ、別れ、を受け入れるもの。

お妃の幼児決断: 愛されたい、さみしさから逃れたい
出来たスキーマ: 子を失いたくない
健全な大人の認知: 愛していても、子供は別人格・別人生 
メンタルブロック: 愛しているなら、子供を守るのが親の務めだ
昇華: 子どもは親の専有物ではない、子供には子供の人生を経験させる

業の結末(教訓): 愛する者から永遠に引き離される 愛していても会えなくなる

参考サイト

https://j-theravada.net/dhamma/sehonbunko/buddhagaoshietakarma/2/

黄色の水仙の花言葉には「私のもとへ帰って」という意味があり、ギリシャ神話に由来しています。冥界の王ハーデスがペルセポネを冥界へ連れ去った際、彼女の母であるデメテルが深い悲しみに暮れ、その心情がこの花言葉に反映されています。

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