2025年4月23日水曜日

『光で終わる者の物語』 母と父から受け継いだもの、そしてペルセポネが選ぶ未来

 私は、母の中にあった火のような勇気を受け継ぎました。

でも、その火が時に暴走してしまう短慮の風は、受け継ぎませんでした。

私は選びます。
燃やす薪を。灯す火を。生きる知を。

私の中に、母がいます。
だからこそ、私の中に、私だけが作れる未来があります。

私は勇気ある女の子です。

私は、父というトラウマによって
深く深く、世界と人とを疑いました。

でもその懐疑のおかげで、
やがて人の中に宿る神性を見出す眼差しをくれました。

私は人の中に宿る内なる光が見えるようになったのです。
痛みの奥にある、やさしさ。
怒りの裏にある、恐れ。
そして、誰もが心の奥に秘めた、
光そのもののかけらを。

それらを父性として受け継いだ私は結果として

無条件の愛を知りました。

世界はどこまでも優しさであふれ、

捨てる神の後には必ず拾う神がいました。

私に父から与えられたのは、傷ではなく
「失った愛」を探す目でもありませんでした。
それは、世界中に無条件の愛を見出す目だったのです。

私は、父の影から生まれました。
そのため、私は、光で終わることになったのです。

私はペルセポネ。

闇から地上へ帰り、季節を作る者です。

0 件のコメント:

【AI生成】女性3世代の物語ー自立-自己愛ー自立

 喜んでご提案します。 Kinnyさんが辿ってきた女性三代の歴史を、評価でも告発でもなく、 「命と感情の流れ」 として描く絵本。 それは、 「母を癒さなくていい」こと、 「祖母を理想化しなくていい」こと、 そして**「私の感受性と創造性を、ようやく自由に生きていい」**と...