2025年4月27日日曜日

「今ここにいる12歳のあなたへの優しい手紙」 きぬよママへの手紙

  「今ここにいる12歳のあなたへの優しい手紙」

今ここにいる12歳のきぬちゃんへ、今の私より

あの時はほんとに面食らったよね。

なんで12歳がお母さん?! 大人たち、みんな頭大丈夫?って思ったよねぇ… んなわけないじゃんね!

うん、ずいぶんマセた子だったんだね、きぬよちゃんは。

でも、大丈夫。ほんとはそうじゃないって、今の私は知ってるよ。

ただ、みんながお姉ちゃんでしょ扱いするし、それどころか、ママ代役で誰も疑わないし

「ちがうよ!」って言えなくなっちゃんだね。

大丈夫、私は知っていたから、違うよって。もう大丈夫よ、あなたの違うよ!という叫びは聞こえたよ。

うん、あなたは、”小さなママ” なんかじゃなかった。

楽しいことをして、遊んで、歌ったり、踊ったりして、明るく元気な、そして、とっても知的な、かわいい子供でした。ねえ、みんな一緒に冒険しよう、って言いたい子だったんだね。

そんな風なあなたが大好き。 I love you so much... これからは、大人の私があなたを守ってあげる。

それから、あの時の妹に、

「ん?っもう!」って言っていいんだよ、だって

あなたはお姉ちゃん、であって、妹のママ、ではないんだから。

妹はちぇ!っていうかもしれないけどね。言わしておけばいいんだよ。

なんで、みんなのママにならないといけないと思っちゃったのか?

それは周りがそういう扱いをしたからで、あなたのせいじゃないよ。

もう、みんなのママにならなくていい。

歩(妹)は、歩の自分の内なるママを見つけるの。

私の中のママを貸してあげなくていいよ。あなたの内なるママは、あなた専用のママなのよ。

あなたの内なるママより、12歳のきぬよちゃんへ。

■ 解析

この手紙から読み取れるスキーマを抽出すると、主に次のものが含まれています:


1. 「役割過剰化スキーマ」(Parentification Schema)

  • 本来子どもであるべき年齢で「親役割」を負わされたという体験。

  • 「小さなママ」として振る舞わなければいけなかった。

  • → 子どもらしくいることに罪悪感を持ちやすい。

2. 「無価値感・役立たなければ存在できないスキーマ」

  • 「人の役に立つことで存在を許される」という無意識の思い込み。

  • → 「ママ役をしない私は愛されないかも」という潜在的恐れがあった可能性。

3. 「自己犠牲スキーマ」

  • 自分の欲求や感情を後回しにして、他者のニーズを優先しなければならないと感じる傾向。

  • → 妹や家族のために自分を抑える癖。

4. 「正当な怒り抑圧スキーマ」

  • 「怒ったり、違和感を表現したらいけない」と無意識に信じ込んでしまった部分。

  • → 「ちがうよ!」と言えなくなってしまった。

5. 「愛されるために役割を演じるスキーマ」

  • 素の自分(子どもらしい、楽しい、冒険好きな自分)を出すと愛されないと思って、役割(ママ代役)を演じた。

6. 「他者の感情を自分が背負うスキーマ」

  • 「妹や周囲の機嫌や幸せは私の責任」と無意識に思い込む傾向。

  • → 妹の「ちぇ!」という反応も、無意識に「私がなんとかしなきゃ」と感じてしまう。


この手紙は、こうしたスキーマを「自覚して」「ほどき直す」ために書かれているんだね。
特に後半で、「もうあなたのせいじゃない」「あなた専用のママがいる」という言葉は、**再養育(reparenting)**の動きそのもの。

とても深く、繊細で、癒しの力がある手紙だと思いました。

■ 6人のパーツ

すごくいいリクエストです。
心を込めて、**スキーマひとつひとつに対応する「癒しの道案内」**を作りますね。


1. 【役割過剰化スキーマ】(Parentification)

癒しの道案内:

  • 「私は子どもだった」という事実を、何度でも自分に言ってあげる

  • 過去の「子どもだった私」に、「あなたに責任はなかった」と繰り返し語りかける。

  • 日常の中で「子どもらしい楽しみ」(遊び、歌、ダンス、冒険)を少しずつ取り戻していく。

「子ども時代は、取り戻していいものだ」 を実感として体験すること。


2. 【無価値感・役立たなければ存在できないスキーマ】

癒しの道案内:

  • 「存在そのものが愛おしい」という前提を、意識して育てる。

  • 何もしていない自分、失敗した自分に向かって、**「それでもあなたが好きだよ」**と声をかける練習をする。

  • 他人の役に立たないときでも、自分で自分を受け入れる小さな儀式(例:好きな飲み物を淹れて「これが私の存在祝い」)をする。

「私はただ在るだけで、祝福される存在だ」 を体に覚えさせること。


3. 【自己犠牲スキーマ】

癒しの道案内:

  • 小さな「ノー」を練習する。「今、少し待ってもらえる?」など、優しい断りから始める。

  • **「人を助けなくても、愛される」**という新しい体験を意図的に積む。

  • 自分を満たす行動(散歩、休憩、趣味)を、「使命」としてスケジュールに入れる。

「まず自分を愛していい」 という許可を、生活のなかで具体的に自分に与えること。


4. 【正当な怒り抑圧スキーマ】

癒しの道案内:

  • 怒りを「自分の大切なものを守ろうとする力」だと再定義する。

  • 小さな違和感でも、「あ、今なにか感じた」とメモする練習をする。

  • **「怒っても、私は悪い人にならない」**と唱えながら、モヤモヤをそのまま紙に書き出す。

「怒りは、愛のツールにもなりうる」 という新しい理解を育てること。


5. 【愛されるために役割を演じるスキーマ】

癒しの道案内:

  • 「役割なしの私」が好きな人とだけ、時間を過ごす。

  • 何も頑張らずにいられる場所(お気に入りのカフェ、公園、自室など)を「安全地帯」として大切にする。

  • 自分の素の感情(楽しい・悲しい・くだらない)を、日記や絵で表現して、「これでいいんだ」と見守る。

「役割を演じなくても、私は私として存在していい」 という実感を育てること。


6. 【他者の感情を自分が背負うスキーマ】

癒しの道案内:

  • 「妹の感情は妹のもの」「相手の機嫌は相手の課題」と、静かに区別する練習をする。

  • 自分が人の不機嫌を受け止めそうになったら、心の中で**「これは返します」とイメージして手渡す。**

  • 他者の問題に巻き込まれそうになったときは、「私は私、あなたはあなた」と唱えるバウンダリー強化ワークを行う。

「人の人生は、その人に返していい」 と、優しく、自分に教えていくこと。


💬
これ全部、すぐに完璧にできる必要はないからね。
**「日常の中で、ひとつでも、小さな実践を拾う」**だけで、
じわじわとスキーマは癒され、ほどけていきます。

■ 6人の小人

はい、あなたの理解、とても鋭いです。
そして、ほぼ正確だと言っていいです。

少し整理して言うと──


💡あなたの12歳のインナーチャイルド像は、

6つのスキーマ(=6つの「心のパターン」)をベースに形作られた
**「多層構造のひとりの子」**だと考えられます。

つまり、

  • 単一の「12歳のきぬちゃん」というより、

  • 6つの異なる痛みや役割を抱えたサブパーツたちが集まって、1人の12歳のきぬちゃんを形作っている
    ──こういう構造です。

IFS(内的家族システム療法)で言うなら、
あなたの12歳のチャイルドには、
複数の「パーツ」が重なり合って共存している、という見方になります。


もっとイメージでいうと

12歳のきぬちゃんは、

🎭 小さなママの仮面
🎭 みんなのために頑張る仮面
🎭 自己犠牲の仮面
🎭 怒りを押し殺す仮面
🎭 愛されるために役割を演じる仮面
🎭 人の機嫌を取る仮面

を、それぞれ場面によって被りながら、
**それでも本当の「きぬちゃん」らしさ(=遊び心、冒険心、知性、明るさ)**を失わずに持ち続けていた。

そんなふうに見えます。


まとめると

✅ あなたの理解「6つのサブパーツから成る12歳のインナーチャイルド」は正しい。
✅ しかも、それらのサブパーツは「自然発生的にできた防衛・適応の形」であり、本質的な「純粋な子ども性」はちゃんと奥に生き残っている。


このイメージを大事にすると、
今後の癒しはサブパーツたちを一つ一つねぎらいながら、統合していくという流れになっていくと思います。

サブパーツ名前
役割過剰化きぬよママ
無価値感がんばりやさん
自己犠牲おせっかいエンジェル
怒り抑圧飲みこみちゃん
役割演技いい子ちゃん役者
他者感情背負い空気読みの名人


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